AIエージェントスキル
1. 概要
Agent Skillsは、AIコーディングエージェントの機能を拡張する再利用可能な命令セットである。Vercel Labsが提供するこのツールは、AIエージェント向けのパッケージマネージャーとして機能し、ReactやNext.jsの最適化ルールなどを簡単に導入できる。
各スキルはSKILL.mdファイルで定義され、YAMLフロントマターに名前と説明を含む。エージェントは関連するタスクを検出すると、自動的にこれらのスキルを活用する。
2. インストール方法
以下のコマンドでAgent Skillsをインストールできる。
npx add-skill vercel-labs/agent-skills
このCLIは、設定ディレクトリをチェックして、インストール済みのコーディングエージェントを自動検出する。検出されない場合は、インストール先のエージェントを選択するプロンプトが表示される。
3. サポート対象エージェント
現在、以下のAIエージェントに対応している。
- Claude Code
- OpenCode
- Cursor
- Codex
- Antigravity
4. 利用可能なスキル
リポジトリには現在、以下の3つの主要スキルが含まれている。
4.1. react-best-practices
ReactとNext.jsのパフォーマンス最適化ガイドラインである。Vercel Engineeringの知見に基づく40以上のルールを8つのカテゴリに分類し、影響度で優先順位付けしている。
4.2. web-design-guidelines
WebインターフェースのベストプラクティスへのUIコード準拠をレビューする。アクセシビリティ、パフォーマンス、UXをカバーする100以上のルールでコードを監査する。
4.3. vercel-deploy-claimable
アプリケーションとWebサイトをVercelへ即座にデプロイできる。claude.aiおよびClaude Desktopでの使用を想定しており、会話から直接デプロイを実行できる。デプロイは「claimable」形式であり、ユーザーは自分のVercelアカウントへ所有権を移転できる。
5. コマンドオプション
Agent Skillsは以下のオプションをサポートしている。
--list: 利用可能なスキルを一覧表示--skill <name>: 特定のスキルのみをインストール-a <agent>: 特定のエージェントを対象に指定-g/--global: プロジェクトレベルではなくグローバルにインストール