ユーザービリティ
ヤコブ・ニールセンのインタラクションデザインのための一般的な原則があるのでそれらをユーザーインターフェースの設計における基本となるガイドラインとします。
1.常に更新して状態を視覚的に伝える
Visibility of system status
システムが現在どのような状態にあるのかを、ユーザーが常に把握できるようにすることが重要です。ローディングインジケーターや進捗バーなどを使用して、システムの状態を明確に伝えます。
2.わかりやすい用語や意味合いで情報を正しく伝える
Match between system and the real world
システムが使用する言語は、ユーザーにとって理解しやすいものであるべきです。実世界の慣習に従い、言葉やフレーズ、概念を用いることが推奨されます。
3.操作は元に戻せて、改めて操作できる
User control and freedom
ユーザーが誤った操作をした場合に、簡単に元に戻ることができるようにする必要があります。たとえば、「元に戻す」や「やり直し」のオプションを提供します。
4.一貫性があり、よく見るデザインである
Consistency and standards
ユーザーは異なるプラットフォームやシステムでも同じ操作方法や記号が使われることを期待しています。用語や UI のデザインは、一貫性を持たせることが重要です。
5.操作ミスを予防する
Error prevention
エラーが発生する可能性を最小限に抑える設計を心がけること。エラーが発生しそうな操作に対しては、確認ダイアログを表示するなどして、ユーザーが誤操作を防げるようにします。
6.記憶に無くても利用できる
Recognition rather than recall
ユーザーが情報を覚えておく必要がないように、オプションやコマンドを直接見える形で提供します。これにより、ユーザーの認識作業を減らし、使いやすさを向上させます。
7.初めての人も慣れた人でも使える
Flexibility and efficiency of use
経験豊富なユーザーと初心者ユーザーの両方が効率的 にシステムを使用できるように、カスタマイズやショートカットを提供します。
8.余分なものがなく、自然なデザイン
Aesthetic and minimalist design
重要でない情報は排除し、必要な情報だけを表示することで、ユーザーが必要な情報を素早く見つけられるようにします。
9.エラーの認識や復元を支援する
Help users recognize, diagnose, and recover from errors
エラーメッセージは明確で理解しやすい言葉を用い、具体的な解決策を提供することが重要です。
10.ヘルプやマニュアルを提供する
Help and documentation
できるだけユーザーがヘルプを必要としない設計を目指しますが、必要な場合は簡単にアクセスできるようにして、具体的なステップを含むヘルプを提供します。